ATS(採用管理システム)

最近の採用業務の変化として目を見張るものはATS(「Applicant Tracking System」の略で、採用管理システムのこと)導入だと思う。
採用データの管理は必ず発生するものだが、パソコンが普及していない時代は紙で管理し、パソコン管理が主流となると、エクセル管理が中心に、さらにはデータベース管理へと進化してきた。

もちろん10年以上前にもASPによるシステム管理は存在していた。しかし現在のATSの浸透には及ばない。もはや採用業務にATS導入が当たり前と言っても過言でないように思われる。

多くの採用媒体に対して応募者データを取り込む機能の充実、応募者データの基本情報の管理および検索機能、編集機能の利便性、操作画面の見やすさにあるインターフェースの高度化等、ATSの機能変化にも多くの進化が見られ、ますます使いやすさも増している。

しかし、いくら機能が充実しても当初から変わらないことが一つある。それは必ず人が操作する必要があるということ。
少子高齢化の切り札としてRPA(ロボットによる業務自動化)が身近なツールとして様々な産業において実用化されてきたが人は決して不要にはならない。RPAは人と協働することにより業務を分担することはできる。また人間と共存することでコスト削減や生産性向上を実現することができるが、人を完全に不要とするものではないと考えます。
そんなの当たり前と思うかもしれないが、ここに人間がロボットを始め様々なツールを活用する上で必要なことがあると思う。

ツールを使いこなし、それによりさらなる生産性を高めるためには人も成長しなければならないこと。
ツールを使えば人は何もしなくて良いのではなく、ツールを使うことで別の重要なことに着手する、よりツールを使いこなすための技術を高め、学ぶこと。技術の進歩により日常はますます便利になっていくがそれによって人のやるべきことも多様化していく。

経営支援はビジネスツールが進化する時代だからこそ人が行うべき仕事のプロフェッショナルとして、技術を高め、業務の一翼を担うことで付加価値を生み出していきたい。

代表取締役

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